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イメージ-jeb_107.jpg 狭心症の治療薬として使われる血管拡張剤ニトログリセリンの作用が、ニトログリセリンから分離された一酸化窒素の役割という点として発見され、この発見はファイザー社がバイアグラを開発するきっかけとなりました。

バイアグラの主成分であるシルデナフィルが体内の一酸化窒素(NO)を活性化させ、勃起を維持させます。ある実験で、この薬は約20分間の勃起持続効果を発揮しました。痛みを伴わず勃起できるというメリットがあり、性的刺激がなければ勃起しないため副作用もほとんどないと評価されています。

ちなみに一酸化窒素は、このように人体に有益な役割をするわけではありません。細菌の侵入などの疾患により一酸化窒素が体内で大量に作られると血管の拡張により血圧が落ちてショックが発生することがあり、この際に一酸化窒素の生成抑制剤を投与して血圧を上げる必要があります。

勃起とは?

一般的に視覚や触覚により始まる性的な刺激は、神経系に乗って陰茎まで伝達されます。陰茎はスポンジのような陰茎海綿体で構成されていますが、普段は血液が多くなく組織が柔らかい状態です。しかし、勃起を起こせという神経系の命令を受けると動脈を取り巻く平滑筋が弛緩し動脈が拡張され、血が急に集まってきます。その一方で、血が循環して流れなければならない通路である静脈が詰まり、血が陰茎から抜け出せません。その結果、海綿体を血がいっぱい満たされることで陰茎が大きくなり、同時に硬くなります。これを勃起と言います。

夜明けに膀胱に尿がいっぱいに溜まると陰茎静脈を強く押さえつけ、血の流出が少なくなるため勃起が起こるのと同じ原理です。

インポテンス(impotence)とは?

一方、勃起の信号が来ても反応がないことをインポテンス(impotence)と言い、何らかの理由で静脈が狭くならず体内で陰茎から血が他の方にいきます。結果的に入ってくる血の量と出ていく血の量が同じになるため、海面組織に血が溜まらないため勃起ができません。